手書きパースについて
建築パースとは、建築においての構造物や空間を表すのに使われる図面(=パース)のことを言います。
建築物や構造物の外観から、内部に至るまで、一定の図法で作る立体的な三次元図面です。建築パースがあることで、周辺の建築物を含めた俯瞰イメージや空間内部のイメージを、誰でも簡単に把握できるようになります。
建物の、間取り図や設計図といった平面的な図面だと、イメージするのが難しいものですが、建築パースならより把握しやすくなります。人間が普段見ている目線の高さ(アイレベル)から見ているので、よりリアルに建物を感じていただくことが出来ます。
このように未完成の物件でも、完成予想図などを具体的にイメージしたい時に、建築パースは用いられます。パースに描く家具などのインテリアは、お客様のご希望や決定しているものがない場合は、イメージに合ったものを採用して、描くのが一般的です。
料金はこちらCGパース画像
水彩画風パース
手書きパースの魅力
パースを制作する方法には、手書きの他にも、例えばCADなどのパソコンソフトを利用して制作をすることもできたりしますし、このCADには、平面図の段階より自動的にパースを制作できるものもありますが、実際には、手書きのパースであるほうが、他の技法を使用するよりも需要が高いのです。
頭の中に存在する、複雑な立体図を、手書きパースで制作すれば、デザイナーや設計者としての技術を見せることにも繋がる為、施主にも理解してもらいやすいといった魅力もあります。また、施主との打ち合わせの段階にイメージが湧き、確認をしてもらうというときに、素早くパースを書いて簡単な着色をすると、施主から高評価を受けたり、その後の打ち合わせも順調に進んだりといったことへも直結します。
テクスチャー風パース
ペン風パース
手書きパースが必要な場面
手書きパースは、さまざまな場面で活用されていますが、具体的には以下の5つが挙げられます。
- ①インテリア
- ②建築
- ③都市計画
- ④ファッション
- ⑤アニメやマンガ
インテリアや建築においては、非常に多くの場面で使用されています。物件の間取り図であったり、打ち合わせの際に施主の持つイメージを、手書きで素早く表現するといったことも可能です。手書きパースを見せながら話し合うことによって、施主のリクエストまで聞き出すことができるようになっています。また、街づくりにも手書きパースは活躍します。公園や道路など、住人との連携を図りながら、全体の要素が決定したときに、手書きパースの技法が必要となるのです。
ファッション分野においては、洋服のデザインを行うときに主に手書きのパースが重宝されます。また、店舗で顧客に洋服のデザインなどに関する打ち合わせをするときなどにもプレゼンボードとして、すぐに書くことの可能な手書きパースは必要となります。手書きパースに書く出すことによって、服のイメージを表現する技術は、まさに手書きならではであると言えるでしょう。アニメやマンガの分野では、下書きの段階や、背景が重要視されますので、手書きパースで立体感を出し、表現をしていくことが大切です。
パステル画風パース
鉛筆風
他のパースとの違い
建物に関する図面は、パソコンの画面上であったり、紙面であったりというところの中に表現されることより、二次元的に理解をする必要があります。間取りの描かれる平面図や内部のデザインなどが細かく描かれる展開図、外観デザインの作成のための立面図、エクステリアデザインや、建物の配置の組まれた配置図、それらのどれもが、二次元的な表現となってしまうわけです。
そうしたものを見ていても、建築業界のプロフェッショナルや、特定分野での才能を持つ方であれば、考えることによって奥行きを持たせながらイメージすることができますが、そういった能力を一般の人が得ることには専門的な学びも必要となってしまうでしょう。そういったときに、紙面上であっても立体表現をすることの可能な手書きパースを使用することで、デザインや設計におけるイメージの理解をより得やすくなります。
要するに、手書きパースは施主に対して、デザイナーや設計担当者の計画を、さらに確かに伝えることができて、それに必要不可欠となる技術であると言うことができるのです。こうした技術は特に、規格品でないような完全注文住宅あるいはデザインを重要視する店などにおいて、提案時に上手に活用することによって競合他社と差別化を図ることも可能とされており、最終的には受注へと結び付く可能性も非常に高いと言えるでしょう。手書きパースには、まさに手書きでしか表現できないことそのものが、大きな強みとなっています。